内容説明
「編集の学校」で好評の授業が本になりました。小説を書くための基礎技術を毎日無理なく学べる。はじめて小説を書く人でも大丈夫。書くことが好きな人に贈る、書くことが今よりもっと楽しくなる本。
目次
小説とは何だろう?
文章を書いてみよう
文章を直してみよう
プロットを作ってみよう
小説を書いてみよう
作品を読んでみよう―あしたの“小説”のために
著者等紹介
奈良裕明[ナラヒロアキ]
作家・小説家。1960年、東京生まれ。89年『チン・ドン・ジャン』にて第13回すばる文学賞受賞。96年より「松涛スクール/文章の学校」に講師として参加。また、各地の自治体が主催する文章教室に招かれ、11歳から82歳まで指導した実績を持つ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナギ
42
10年以上ぶりに再読。図や例文も多く、読みやすい。7日間に分かれているので、授業感覚で取り組むことが出来る。2022/12/18
KI
12
書き方を知ること、それは読み方を知ることにも繋がる。2018/02/04
カーミン
12
小説執筆の基礎が書かれています。この手の本は観念や理屈ばかり書かれていて、実際に役に立たない書が多いのですが、本書は、プロットの作りかたから推敲のやり方等、実例をあげて書かれているので、とても分かりやすいです。また再読します。2014/07/24
とふめん
11
7日分に章が分かれてい1日ずつ講義しているようだった。て読みやすかった。小説の構造に関することをメインに課題もついてて実践したらかなり身に付きそう。これから小説を読むときの視点も変わりそう2016/07/06
jjm
9
小説を書くための考え方や技術が見通しよく学べる。一番衝撃を受けたのは「何かを書こうとしている人が、心地よく感じ、繰り返し読む、お手本となるような文章を持っていないわけがない」という趣旨のところ。愛読書や座右の銘を持っている人なんて、何か胡散臭さを個人的には感じていたが、お手本を真似し、何が違うのか推敲、分析をするのは、他の勉強とも通ずる基本的な姿勢でだ。今まではの読書は、内容の把握と、自分がどう感じたかを重要視していたため、名文をいくつか挙げよと言われても、何も答えられない自分を改めて恥じる。2021/01/31