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目次
1 近代の住まい―洋風の模倣から始まった(明治宮殿と赤坂離宮;明治大邸宅;中流住宅;集合住宅;近代化のこころみ;店舗付住宅;戦中戦後の住まい)
2 現代の住まい―日本の住宅が大きく変わる(公営住宅;公庫住宅;公団住宅;建築家の活躍;アパートと社宅;マンション;建売住宅;新宮殿)
3 変わるくらし(食事;台所;書斎から子ども部屋へ;風呂;汲取便所から水洗便所へ)
著者等紹介
小泉和子[コイズミカズコ]
1933年生まれ。東京都出身。工学博士・家具道具室内史学会会長・昭和のくらし博物館館長(東京都大田区)・重要文化財熊谷家住宅館長(島根県大田市)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともこ
5
私が生まれたころまで、戦後の陰が大きく残り「バス住宅」「電車住宅」などがあったことに驚いた。1970年代、浴室が一般家庭に普及し、銭湯が急激に姿を消していったこともグラフでよくわかった。表紙にもなっている昭和の茶の間のイラスト、家具も家族の様子も懐かしくいつまでも見ていたいようだった。風呂やトイレの変遷も興味深く、私たちの住まいが快適に便利になってきたスピードを改めて感じた。2019/11/20
碧子
1
児童書2021/01/04
まちこ
0
児童室にあった本だけど短くまとまっていてすごく良かった。日本の近現代の住宅史をざっと知るには最適。それまで借家がメインだった庶民の住宅に「所有」という概念が持ち込まれ、住宅の自由所有は無計画な都市に繋がったというくだりが新鮮。関東大震災での住宅不足から同潤会アパートが完成、以下集合住宅が発展し、マンションブームは第4次くらいまである。間取りも時代に応じて変わり、中廊下方式は比較的新しいものである。他にも明治に入っても土間の床で作業していた台所がいかに「文明化」されたのか、とか身近な住宅に発見がたくさん。2020/01/22
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