出版社内容情報
日本の人々が鉄道によせてきた熱い思いを、時代ごとに紹介。第二弾は、大正後期?昭和前期編。丹那トンネルや地下鉄の開通!!大正後期になると、関東大震災に見まわれながらも日本の鉄道は大きく進展します。1920(大正9)年から1935(昭和10)年に開業した国鉄の延長は7,000kmに達し、全長約7.8kmの丹那トンネルをはじめとする長大なトンネルや、東京や大阪に地下鉄が開通しました。また、スピードもアップして新橋~神戸間を最速8時間55分と従来の特急より約2時間30分も短縮して走るようになりました。戦時中に、空襲の標的にされた鉄道は一時荒廃しましたが、1952(昭和27)年には占領軍から返還され、再び日本の鉄道は進歩していきます。
梅原 淳[ウメハラジュン]
鉄道ジャーナリスト
目次
外国に負けない鉄道を目指して1(1910年代)
外国に負けない鉄道を目指して2(1919年~1925年)
関東大震災と鉄道(1923年)
全国に延びる鉄道(1920年代)
新たな時代の息吹(1925年ごろ)
日本の都市にも地下鉄が開通(1927年)
超特急「燕」の衝撃(1930年)
世紀の難工事、丹那トンネルの開通(1934年)
流線形ブームの到来と戦前の黄金時代(1935年ごろ)
日中戦争の勃発と鉄道(1937年)
弾丸列車計画がスタート(1940年)
戦時体制の強化と鉄道(1941年~1945年)
関門トンネルが開通(1942・1944年)
濃厚となった敗戦と鉄道(1943年~1945年)
荒廃した鉄道と終戦直後の混乱(1945・46年)
戦時体制からの決別と国鉄の誕生(1948・49年)
特急列車の復活と湘南電車の登場(1949・1950年)
占領からの復帰と鉄道(1951・52年)
大事故が相次ぐ日本の鉄道(1951年~1955年)
技術の進歩と鉄道(1951年~1955年)
著者等紹介
梅原淳[ウメハラジュン]
1965年生まれ。三井銀行(現在の三井住友銀行)、月刊「鉄道ファン」編集部などを経て、2000年に鉄道ジャーナリストとして独立。講義・講演やテレビ・ラジオ・新聞等へのコメント活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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