内容説明
遠藤三郎は1941~2年のマレー、シンガポール、ジャワ作戦を経て凱旋し、智将と呼ばれた。そのキャリアに輝く人がなぜ戦後その思想を180度変革し非戦平和の論客となったのか。その謎を日々綴られた日記から解き明かす。
目次
プロローグ
第1部 対米・英・蘭 世界戦争と遠藤三郎(遠藤の第三飛行団とマレー・シンガポール作戦;マレー・シンガポールからパレンバン作戦へ;シンガポール陥落とパレンバン挺身作戦 ほか)
第2部 遠藤三郎の航空決戦思想と日本の敗戦(航空決戦の渦中に立つ;軍需省航空兵器総局長官に就任;絶対国防圏の崩壊=サイパン島の決戦へ ほか)
第3部 神国日本の崩壊と新生日本の誕生(非武装平和の日本へ―;戦争責任の追及と巣鴨入獄へ―;「日誌巣鴨在所時代」にみる遠藤三郎 ほか)
エピローグ 初志貫徹―「軍備亡国論の展開」
著者等紹介
吉田曠二[ヨシダヒロジ]
1937年生まれ。1963年同志社大学大学院法学研究科修士課程卒業。1964年朝日新聞大阪本社入社。入社後も大学院時代の恩師田畑忍教授に師事し、日本近現代史研究を継続。1997年同社を定年退職、その後、名城大学及び同大学院非常勤講師となり外交史、政治史の講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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