内容説明
ユダヤ人の大衆性と「非」大衆性をめぐる文化論。第1部では、ユダヤ系移民たちがいかにしてアメリカ大衆文化を創り出し、それらを担っていったかを、各分野別に概観。第2部では、ユダヤ人が大衆文化ないしは大衆をどのように捉えていたかを知識人の目を通して検討する。
目次
第1部 アメリカ大衆文化を担ったユダヤ人(ゲットーからハリウッドへ;黒い顔のユダヤ人とユダヤ的非ユダヤ人;ギャグの伝統、反体制の伝統;ブロードウェーとティン・パン・アレー;ミュージカルの黄金時代;舞台からテレビへ;「ユダヤ」をめぐる攻防;アニメーション;生活の中のユダヤ文化;暗黒街のユダヤ人)
第2部 「非」大衆としてのユダヤ人(アメリカ文化の分裂;六〇年代文化への対応;キッチュをめぐる議論;ディアスポラとナショナリズム)
著者等紹介
堀邦維[ホリクニシゲ]
1954年生まれ。現在、日本大学芸術学部教授。1999年から2000年までケンブリッジ大学客員研究員。専攻は現代ユダヤ文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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