出版社内容情報
鴎外、漱石、藤村、直哉、小泉信三、金子みすゞなどの、文学史を飾る文章の達人たちによる肉親への手紙を収集。かた苦しい挨拶ぬき、真情あふれる愛の通信……。【収録作家】二葉亭四迷→長谷川せつ子 上田敏→るり子 島崎藤村→柳子 西田幾太郎→静子 斎藤茂吉→百子 小泉信三→カヨ 川端康成→麻紗子 中野重治→卯女 伊東静雄→花子 高浜虚子→晴子 室生犀星→朝子 平出修→石子 夏目漱石→筆子 森鴎外→茉莉 幸田露伴→文 若山牧水→篁子 武者小路実篤→新子 石田波郷→温子 和辻哲郎→京子 亀井勝一郎→悠乃 阿部次郎→和子 葛西善蔵→きく江 中村草田男→三千子 田畑修一郎→光草子 尾崎秀実→楊子
内容説明
かた苦しい挨拶ぬき真情あふれる愛の通信…。文学史を飾る文章の達人の手紙。
目次
１ 安らかな日々の中で（そばにいて教えてあげたいと…―父の思い；ながさきへついたついた…―旅路にて；こちらは、皆、元気…―遠方の娘へ）
２ 戦いの中で（生きた猿―開戦前夜；ぜひ生き延びて―戦時下の父；変わり過ぎるぐらい変わってしまった―新しい時代に）
著者等紹介
柳沢孝子［ヤナギサワタカコ］
１９５２年、東京都生まれ。１９８２年、早稲田大学大学院文学研究科（日本文学）博士課程修了。現在、日本橋学館大学助教授
高橋真理［タカハシマリ］
１９５２年、東京都生まれ。１９８７年、早稲田大学大学院文学研究科（日本文学）博士課程修了。現在、関東学院大学ほか非常勤講師
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