出版社内容情報
昭和12年、日中戦争、開始。昭和16年、太平洋戦争、勃発。急激に変化する国民生活のなか、戦争は女性に何をもたらしたのか? 銃後の女たちの生を解きあかす、戦時下の女性文学の基本文献を集成。
●第12巻 真杉静枝著「母と妻」(昭和18年・全国書房)
傷痍軍人辰巳軍造が出征体験を通じて戦友・母・妻との絆を語る「母と妻」、戦地から帰還した恋人の心の変化に直面した娘が、結婚の意義に目覚めるまでを描く「南京旅愁」など4編を収録。(解説・岩淵宏子)
-
- 電子書籍
- 月光の夏 講談社文庫