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出版社内容情報
戦後の混乱期が一段落した昭和25年までの目次を集成。女性学・社会学・文学・セクシャリティ・風俗・文化史・経済・家政学・食品等々幅広い分野での基礎資料。
本シリーズは、明治大正期に創刊された大型婦人雑誌4誌の創刊号から、1950年までの目次部分を集成するものである。
これまで「青踏」「輝ク」「婦人戦線」など、イデオロギーのはっきりした婦人誌の復刻や目次の集成は公刊されているが、女性一般を対象にした総合雑誌に関しては、目次すら未だ集成されていないのが現状である。
総合雑誌は、識者による記事と読者からの投稿や実用記事を主軸に生活思想全般を扱っている。これは、その当時、女性を取り巻いていた情勢の貴重な記録であると共に、広く近代日本社会の思想風土と一般社会の関係を示す重要な資料といえるだろう。
その時代、世の中で何が話題になり、それに対してどのような階層の女性がどのように反応したのか? 様々なことを読みとることが出来る画期的目次集成である。
●第1巻
「婦人公論」1巻1号~4巻12号(大正5年1月~同8年12月)収録
■「婦人公論」 1916年中央公論社から創刊された女性雑誌。女性の開放と自立を提唱し、従来の婦人雑誌に多い実用記事を排し、婦人・女学生・家族などを巡る諸問題を取り上げ、主に知識層女性の支持を得た。戦前では、与謝野晶子と平塚らいてふの間の「母性保護論争」、「柳原白蓮恋愛事件」の特集、戦後では「女子学生亡国論」などが有名。