出版社内容情報
産業発展のダイナミズムの解明に、また企業社会の抱える諸問題の究明に現代を切る不可欠の資料群。
戦前から刊行されている様々な分野の企業史の中から「古典」的名著といわれる社史を、精選して収録する好評のシリーズ。多くは著者名もなく、書店でみかけることもほとんどないが、高い実証性と資料的価値を備えた、一級の産業・文化資料であり、また、企業活動の軌跡から、資本社会の変遷を体系的にとらえる好資料である。
●第26巻●和歌山紡織株式会社五十年史
昭和17年・和歌山紡織株式会社刊 和歌山紡織は、1889(明治22)年和歌山紡績として開業、1941(昭和16)年戦時合同で大和紡績(現ダイワボウ)となった中堅紡績四社のひとつである。本書は綿紡績業の発展を伝える、戦前期に刊行された貴重な社史のひとつ。また、「和紡の南」か「南の和紡」と言われた南楠太郎の伝記を補う好資料である。
●本書の特色●
◆以下の特色を持つ社史を集成する。
・丹念に収集した文献や経営史料による高い資料的価値をもつ。
・経営諸史料の公開が実現されてその適切な利用がなされた高い実証性をもつ。
・企業・経営活動の歴史が、正確かつ体系的・客観的に記述されている。
・単なる社史に止まらず近代から近世にかけての第一級の産業史、文化史となり、その分野の学問的水準を著しく引き上げている。
◆東証一部上場企業を中心に、日本の著名企業の社史を網羅したマイクロ版『日本の会社史』(丸善株式会社刊)にも未収録の「古典」的名著も収録。
◆別巻(第Ⅰ期・既刊)には、解題・解説・貴重資料を収録。
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- 基本会計学用語辞典