出版社内容情報
◎現代の日本文化・文学再検討のための必読作品を満載。
「新興芸術派叢書」は改造社の「新鋭文学叢書」と対をなすかたちで新潮社より刊行されたモダニズムの代表的な創作シリーズ。トーキー映画、レコード、ラジオ、テレビ、電話………。現在、日常生活に探く入り込んでいる種々のメディアが登場しはじめた昭和初期。「新興芸術派叢書」は昭和文学史になじみの深い名作が集まり、20世紀文化の抱える問題の根幹に迫る貴重な作品群です。
●第13巻/北村寿夫「淡彩の処女」 昭5・5・10
街頭の風/淡彩の処女/マタンの墜落/木馬の悲劇/雪崩/重い船脚/街を彩る女/永遠の請願