月経をアンネと呼んだ頃―生理用ナプキンはこうして生まれた

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784843100912
  • NDC分類 495.13
  • Cコード C0036

内容説明

27歳の主婦坂井泰子さんがアンネ社を設立し、アンネナプキンを世に送り出したのは1961年。高度経済成長のなか、女性の社会進出が一気に加速した時期である。女性の社会進出を支え、その女性たちによって消費されたのが、アンネナプキンだった。

目次

1 アンネ前史
2 アンネ社誕生
3 渡PR課長
4 アンネナプキンの開発
5 アンネナプキン発売
6 アンネの広告
7 アンネ社の斜陽
8 泰子と秀彌

著者等紹介

田中ひかる[タナカヒカル]
1970年東京生まれ。学習院大学法学部卒業後、非常勤講師を経て、専修大学大学院修士課程で歴史学、横浜国立大学大学院博士課程で社会学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

charuko

1
1962~1971年のアンネナプキンのオシャレな広告は貴重な資料。著者が、坂井泰子氏の功績は、優れた商品で女性の活動を物理的に支えたことに加え、月経観を大きく変えたことにあるというのも頷ける。泰子氏を支えた夫・秀彌氏の「自分の欠点を彼女がそばにいるだけで、補ってくれる気持ちがする」というコメントもよい。2012/09/10

カエル子

0
当初は水洗トイレに流せるものを作ることが至上命題だったようだが、そうか、こういう経緯で流せないものが定着することになったのか…。悔しい! 利益追求に走る悪しき企業はいつの時代もいるってことで。それにしても、坂井女史がなぜ昔を語りたがらないのかが気になる。よっぽど嫌な思いをされたのでしょうか? 何にせよ、ナプキンやタンポンを普及させてくれた彼女に現代の女性を(勝手に)代表してお礼を述べたい。2011/10/05

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