内容説明
本書では、現実の公共部門が直面する問題との関係で議論を整理しやすいように、公共部門の諸制度の解説や、現実のデータを用いて理論的な考察をできるだけ補完することを目標とした。数式の使用は概念整理のための最低限のものに抑え、できるだけわかりやすいグラフを使用したり、現実の諸問題との関連で説明することを心がけた。さらに、読者の理解の助けとなるよう、重要な概念や基本用語については、文中で適切な解説を行うとともに巻末に用語解説集としてまとめている。
目次
第1章 公共部門の現状と課題
第2章 市場の効率性と市場の失敗
第3章 公共財の理論と現実
第4章 外部性と環境政策
第5章 公共料金と規制緩和
第6章 所得分配と租税、社会保障政策
第7章 公共選択と政治過程
第8章 政府の失敗
第9章 地方分権とニュー・パブリック・マネジメント
著者等紹介
西垣泰幸[ニシガキヤスユキ]
1956年兵庫県に生まれる。1979年大阪府立大学経済学部卒業。1985年名古屋大学大学院経済学研究科満期退学。名古屋大学助手、四日市大学助教授などをへて現在、龍谷大学経済学部教授
坂本真子[サカモトミチコ]
近畿大学助教授
朝日幸代[アサヒサチヨ]
四日市大学助教授
中村玲子[ナカムラレイコ]
龍谷大学講師
藤沢宜広[フジサワノブヒロ]
龍谷大学専任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。