内容説明
本書は、会社法をひととおり学習した読者およびこれから会社法を勉強してみようと思う読者が一般的教材と並行して学ぶのに便益なものとして構成したものである。今日の会社法の重要問題を40項目選定し、それぞれの論点を批判を中心として設定し解説したものである。批判を中心とした解説書はただあるが、詳細すぎるかまたは簡略すぎるかで、一般読者にはスッキリするものが容易に見当たらない、という声を聞く。その声に応えようとして努力してつくられたのが本書である。
目次
商号
名板貸
企業経営と補助者(商業使用人)
営業譲渡
一人会社と法人格否認の法理
会社の能力(目的による制限)
設立中の会社と発起人の権限
仮装払込の態様と見せ金の効力
株主平等の原則に関する問題点
株券の発行〔ほか〕