内容説明
対話を重ねた出会いの中で真理に目ざめ、そこから自他のすがたを知り、喜びと感動をもって、自他を生かしてゆこうとする共同のいとなみ、これこそ、教育ことに人間教育というものの本質である。さらに著者は、この人間教育を推進し、人との出会いを媒介として、イエス・キリストとの出会い、遂には聖書の神との出会いの道を指し示す。混迷の中にある日本の教育がほんとうに必要とするのはこのような教育であり、このような教育者である。本書にはこのような著者の呼びかけが随所に響きわたっている。
目次
1 若き日に
2 出会った人びと―河井道ほか
3 一人の大切さ―教育について
4 人間らしさ
5 講演