内容説明
広州、一九二一年。アメリカを船出した「ホークアイ号」に一人のバプテスト宣教師が乗船していた。海外宣教の情熱に胸ふくらませた若きセロン。彼を待ち受けていたのは…。徐々に押し寄せ荒れ狂う革命と戦乱、日本軍の侵攻…。現代アジアが経験した未曾有の激動の時代に、次第に困難な状況に追い込まれていく宣教の働きを支えるべく奮闘し、ついには日本軍によって抑留されるにいたる、激しくも苦悩に満ちた生涯。無二の親友として、また最良の理解者として強い絆で結ばれた神学者ウェザースプーンが、友情を抑制し、あくまでも冷静な筆致で描き上げた人物伝。
目次
1 ひとりの宣教師が生まれるまで
2 南中国における見習期間―1921~27年
3 アメリカでの一年―1927~28年
4 試練の七年―1928~35年
5 東洋主事としての働き―1935~39年
6 東洋主事としての働き(続)―1940~44年
7 総主事としての世界的視野での働き―1945~53年
-
- 和書
- 説明的文章の教材研究論