目次
序 神学の危機
1 教会的省察としての神学
2 性差別を批判し解放する神学
3 批判的思索と解放の実践としての神学
4 公共的使命としての神学
5 教理を構築する神学
6 教会と世界のために信仰を解釈する神学
7 神の招きに思索的に応答する神学
8 貧しい者を解放する神の行為を表現する神学
9 キリスト教文化の根源を省察する神学
エピローグ 神学の活力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
8
ジョン・B・カブの論考が収録されている。カブはプロセス神学が組織的な運動でないことに注意を促す。第一に、全ての事柄が未だ過程にあるとしたらそれら全てについて思考しなければならない。第二に、元々ホワイトヘッドから学んだ生態学モデルにより、全てはそれ自体で存在できず他のとの関連によって成立するとする。第三に、仏教徒との対話により、キリスト教はキリスト教を止めないで変革できると述べる。それらの洞察はプロセス神学者たちの独占物ではないという。ただそらはティリッヒやバルトにないホワイトヘッドの思想的な特徴だという。2020/08/05