目次
第1部 方法論的考察(神学への3つの社会学的アプローチ;宗教的社会学批判;社会学と神学における説明)
第2部 神学的妥当性構造(神学者と素人社会学者;妥当性構造と神学;神学的論争における社会的仮説)
第3部 社会的妥当性構造(社会学者の徹底した世俗化モデル;世俗化モデルに対する社会学的批判;新しいモデルへ向けて)
感想・レビュー
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うえ
3
P・バーガー…『天使のうわさ』における彼の前提は、「過去の状態がどうであったにせよ、今日、意味のある実在としての超自然的存在は、現代社会の多くの人々の、おそらく大多数の人々の日常生活の範囲内にはないか、あるいは遠いものとなっており、人々はそれなしでも十分うまくやってゆける…」という…『聖なる天蓋』で、バーガーは…世俗化の過程は明確に、しかもマルクス主義であれ、キリスト教であれイデオロギー的な含蓄なしに表現され得る。…世俗化の価値判断を行う立場に立つ必要はなく、ただ歴史的、現代的な過程として記述すればよい」2024/11/09