内容説明
定評のあるゴールドスタインのテキスト「古典力学」は第3版が出され、第2版が大幅に改訂・増補された。ブラックホールなどを扱う宇宙論の基礎となる一般相対性理論への入門が解説されている。またカオス挙動やフラクタル図形の基本を理解するための章が付け加えられた。各章末に掲げられた問題も第2版より約40題増え、341題に達している。それらすべてに解説を試みたのが本書である。
目次
基本原理の概観
変分原理とLagrange方程式
中心力問題
剛体の運動学
剛体の運動方程式
振動
古典力学における特殊相対性理論
Hamiltonの運動方程式
正準変換
Hamilton‐Jacobi理論と作用変数・角変数
古典カオス
正準摂動論
連続系と場のラグランジアン定式化とハミルトニアン定式化入門
著者等紹介
瀬藤憲昭[セトウノリアキ]
1963年京都大学理学部卒。理学博士(京都大学)。広島大学名誉教授。広島国際学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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PapaShinya
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第3版の11章の問題には、MapleやMathematica使って解け!と書いてある。手では解けないから最近まで残ってた問題なので、当然と言えば当然。逆に、Mathematica使ったら誰でも解けるやろ!3章の3体問題に関する問題の解も観たかったので、本書に目を通した。まえがき読んで驚いた。第3版の翻訳が出る前に、問題解答の方の本書が出版されてた。TeXも全部自分で書いたとか。気合が入っている。Amazonのネガティブなコメント全部消されていたのが不安だったが、買ってしまった。3章以外はこれから。2022/09/16