物理学叢書<br> 径路の幾何学と素粒子論 (POD版)

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物理学叢書
径路の幾何学と素粒子論 (POD版)

  • サイズ A5判/ページ数 486p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784842702858
  • NDC分類 421
  • Cコード C3342

出版社内容情報

連続的観測の量子場ゲージ場の理論という、一見独立していると思われる二つの領域の問題が経路という共通の数学的対象を介して論じられている。内容は必ずも平易ではないが、説き方は丁寧で、相対論と量子論、群れの表現論について一通りの知識があれば読み通すことができる。

内容説明

本書では、観測の量子論、ゲージ場および重力の理論における広範囲の問題が検討されている。第1部では物理的に大変明瞭な仕方で、時間的に連続して行われる観測の量子論が定式化され、第2部では、これまで用いられてきた微分幾何学の用語にくらべて物理学者にとっては概念的に受け入れやすい代数的基礎のもとに、ゲージ場と重力場およびそれらの中を運動する粒子の理論が構築されている。

目次

序論・概要
第1部 径路積分と連続的観測の量子論(可能事象、ファインマン積分と連続的観測;振動子の径路の観測;振動子のスペクトル観測)
第2部 ゲージ理論と重力理論における径路群(ゲージ場とその幾何学的解釈;径路群とゲージ場における粒子の局所(運動学)的性質
非ユークリッド位相をもつ空間におけるゲージ場
2‐径路の群と量子論的紐
ゲージ場内の粒子の状態とその群論的解釈 ほか)

著者等紹介

菅野公男[スガノキミオ]
昭和46年京都大学大学院理学研究科博士課程修了

町田茂[マチダシゲル]
昭和24年東京大学理学部卒。現在京都大学理学部教授。理学博士
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