内容説明
本書は、おもに大学の人文・社会科学系1~2年生を対象にした自然科学系教養教育科目のテキストとして使用されることを念頭においてまとめられた。「進化」という最も攻略の困難なテーマを、科学がどのようにしてその俎上にのせることに成功したか―あるいは成功しつつあるか―を物理学的視点から眺め、同時に科学とは何かを考える。
目次
序論―やや随想風に(「なぜ」の意味;自然科学が目指してきたもの;「理解する」ということ ほか)
第1部 基礎的なことがら―物質とエネルギーのかたち(物理量のスケール;素粒子―世界の構成要素;原子核―莫大なエネルギーの源 ほか)
第2部 宇宙の進化―物質から生命へ(宇宙―光と闇;恒星―果てしない輪廻;太陽系―地球の家族たち ほか)