内容説明
世界の巨匠の話題作が読みやすく！！「２００１年宇宙の旅」のアーサー・Ｃ・クラークがＸファイルに挑戦！！超常現象は全てが否定できない。神の存在と人間の生存の意味の神秘。
目次
第１章 キリストの聖痕の謎―聖なる血を流し続ける信者たち
第２章 物質を砕く超能力―念力のもの凄いパワー
第３章 未来を予知するパワーは本物か―すでに運命は決まっている
第４章 心の無線・テレパシーの真実―共鳴し合う魂
第５章 不思議な杖 ダウジング―神秘の占い棒
第６章 神秘なる儀式 火渡り―彼らはなぜ火傷しないのか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
ポパーが疑似科学と科学を分けた反証可能性の議論を念頭に本書を読むと、聖痕、念力、予知能力、テレパシー、ダウジング、火渡りのような人間の正続に必要な能力を上回る力に対しては当然全て反証不能となるはずだ。が、作者はそこで論理的な力だけに頼ることはしない。科学も発展途上にあり、長期的な観点から見れば、技術的な向上によっては解明可能な現象も出てくるだろうと予想する。一方懐疑主義的な観点から現象の虚偽性を排除しつつ、それでもなお残る解明すべき問題を選り分け、「不思議度採点表」として現時点の解明の状況をを記している。2023/10/28
