内容説明
日本の近代文学を西欧との比較文学的な見地で論じたものに比べてこれまで軽視されていた漱石における日本作家との相互影響や密接な関係に焦点を当て、作家が前の時代、あるいは、同時代の作品をどう継承・受容したかをクローズアップ。特に芥川龍之介の作品に重きを置き、小説の形態を数式のように簡略に視角化した。
目次
1 西洋の発見
2 写生の周辺
3 詩的精神の継承
4 「蜜柑」と「檸檬」
5 デカダンスの諸相
日本の近代文学を西欧との比較文学的な見地で論じたものに比べてこれまで軽視されていた漱石における日本作家との相互影響や密接な関係に焦点を当て、作家が前の時代、あるいは、同時代の作品をどう継承・受容したかをクローズアップ。特に芥川龍之介の作品に重きを置き、小説の形態を数式のように簡略に視角化した。
1 西洋の発見
2 写生の周辺
3 詩的精神の継承
4 「蜜柑」と「檸檬」
5 デカダンスの諸相