内容説明
悠久の時を超えた、海の正倉院「神宿る島 宗像沖ノ島」。50年にわたり追い求めてきた「宗像三女神と宗像沖ノ島」の信仰の歴史と文化をここに繙く!
目次
宗像大社傳説
宗像三女神と記紀神話
南北朝争乱を乗り越えた宗像一族の謎
宗像一族の先人たち
宗像三女神と出光佐三翁
平清盛と厳島神社
源頼朝と江島神社
宗像三女神と松尾大社
宗像三女神と福岡の人々との絆
未来へはばたく宗像三女神の子どもたち
宗像三宮と沖ノ島・筑前大島のパワースポット
宗像沖ノ島の神力と日本海海戦の勝利
著者等紹介
宗像善樹[ムナカタヨシキ]
昭和18年(1943)1月埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。昭和43年(1968)3月早稲田大学大学院修士課程修了。昭和45年(1970)4月三菱重工業株式会社入社。平成17年(2005)6月退社。現在、咸臨丸子孫の会会員、心美人開運村『日本文芸学院』会員、幕末史研究会会員、埼玉文芸家集団会員、全国歴史研究会会員、幕末史を見直す会会員、NPO法人江戸連会員、長崎楽会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ただぞぅ
6
壮大な自然の中に神さまの存在を感じ、畏敬と祈りの対象にしてきた先祖たち。豊かな実りと脅威をもたらす自然は人間を超えた存在。古代より自然と共生し崇拝する生活を送るなか、「自然に宿る神さまは自分達と同じ姿を持ち同じ感情を持っているはず」。そんな思いから神話はつくられたと仮説する著者。天照大御神の御子神である宗像三女神が祀られている宗像大社。世界遺産にも登録され、これまでの歴史や伝統行事が紹介されている。宗像大社の三宮の一つ「沖津宮」がある沖ノ島は最も神聖な場所。今では神職しか立ち入れないまさに「神宿る島」だ。2023/08/29