愛と革命・有島武郎の可能性―「叛逆者」とヒューマニズム

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愛と革命・有島武郎の可能性―「叛逆者」とヒューマニズム

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  • サイズ B6判/ページ数 377p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784842107417
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3095

内容説明

二十一世紀の今、新たな変革を構想するとき、「愛」の現れとして革命と芸術をとらえた、有島武郎の思索の巨大な可能性に目を向けなくてはならない。―有島を、近代文明を批判した「叛逆者」として再評価する、著者・栗田廣美の遺稿集。子ども論、マルクス主義論、岡倉天心・アジア論、ヒューマニズムの再検討にまで突き進んだ、著者の足跡を示す。

目次

序にかえて 有島武郎―文明論の中の「子ども・家・革命」
1 有島武郎―日本の国境を越えて(欧米でも報道されていた「心中事件」―有島武郎研究・調査の旅から;有島武郎―日本の国境を越えて;ティルダ・ヘックについて―有島武郎の愛した、スイスの女性;有島武郎とティルダ・ヘック―「ティルダ宛書簡」考察のために)
2 有島武郎における国家と革命(帰国直後の有島武郎(問題をどう見るか)―『新帰朝者・有島武郎』論のための覚書
有島武郎『宣言一つ』への道・ノート(ロシア革命との関連を軸に)―一九一七年から一九一九年前半までを中心として
「宣言一つ」の可能性―考える「場」についての、序説
“叛逆者”への転換―アメリカ・ヨーロッパと有島武郎)
3 ヒューマニズム理念の危機と可能性(「ヒューマニズム」は自明な価値か―白梅学園「建学の理念」をめぐる論議への問題提起を兼ねて;「統治される側」の論理(国家と安全保障の問題を軸に)―現代ヒューマニズムと「未来論」をめぐる、第一の試論
ヒューマニズム理念の危機と可能性―有島武郎精神史の中核的問題に関連しつつ)
4 問題意識のスケッチ―有島・マルクス・天心・アジア(有島武郎研究の課題―問題意識のスケッチ;頬被りするマルクス―『ドイツ・イデオロギー』と「唯物論」の問題;有島武郎と岡倉天心・第一の序説―有島武郎に於ける「アジアの欠落」を考えるための仮説提示;天心から有島へ―「アジア」と「中世」)

著者等紹介

栗田廣美[クリタヒロミ]
1948年、東京に生まれる。早稲田大学第一文学部・ロシア文学専修卒業。東京都立大学大学院・国文学専攻修士課程修了、博士課程中退。鹿児島短期大学助教授を経て、白梅学園短期大学教授。1985年度、ハーバード大学訪問研究員。博士(文学)。2005年8月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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