目次
浅草(私の映画日記;サーカス;SKD;ストリップ)
神田(私の映画日記;サーカス;奥様へ見参)
著者等紹介
児玉数夫[コダマカズオ]
大正9年(1920年)4月30日生。昭和16年(1941年)日本大学専門部経済科卒。昭和16年(1941年)外務省調査部、情報局第三部。昭和22年(1947年)CMPE宣伝部、ロマンス社『フォトプレイ』日本語版・編集部ほか。現在、日本映画ペンクラブ名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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印度 洋一郎
3
映画史の泰斗、児玉数夫が戦前に鑑賞した映画に関する、浅草と神田における鑑賞日記を中心に、サーカス、SKD、ストリップ、落語家や梨園、タレント(三木のり平や森繁久弥)の夫人への訪問記で構成されている。戦前の映画の公開に関する貴重な記録であり、当時の映画広告も収録されている。広告の中ではW・C・フィールズの「南瓜おやぢ」の「死亡説まで伝わり、南瓜ファンを極度に失望せしめたフィールズは愈々元氣!!」というコピーが楽しい。又、芸能関係の記事再録も珍しい内容。脇役を中心にした俳優紹介も児玉先生らしい。2019/05/04