内容説明
昭和38年から昭和42年の記録。『マンハント』に連載、初の著書執筆に多忙の日々…。
目次
昭和三十八年(名作喜劇映画復活;ピンク映画ことはじめは)
昭和三十九年(クララ・ボウの息子が西部劇に出ていた!;「サンタ・バルバラの誓い」 ほか)
昭和四十年(映画「東京オリンピック」騒動;超大型ドタバタ喜劇出現 ほか)
昭和四十一年(「われら女性」;「ボー・ジェスト」 ほか)
昭和四十二年(「踊る太陽」;「千羽鶴」 ほか)
著者等紹介
児玉数夫[コダマカズオ]
大正9年(1920年)4月30日生。昭和16年(1941年)日本大学専門部経済科卒。昭和16年(1941年)外務省調査部。昭和17年(1942年)情報局第三部。昭和22年(1947年)CMPE宣伝部。昭和24年(1949年)ロマンス社『フォトプレイ』日本語版・編集部ほか。現在、日本映画ペンクラブ名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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印度 洋一郎
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あの淀川長治も一目置いた映画評論家が、自身の映画鑑賞記録を日記形式にしたシリーズの昭和中期編だが、独特の構成をしているので慣れないととても読み難いかもしれない。基本的に試写室、上映会、テレビでの鑑賞を並列して書いており、その中で特筆すべきと著者が感じた作品は長目に色々書いてあり、加えて観た作品に出ているお気に入りの俳優についての紹介も加わるので複雑だが、テレビ放送の映画については丹念に拾っているのでなかなか貴重な情報。特に戦後になると、映画を脚色して短編小説化する事も度々で、それも載っている。2024/10/02