内容説明
1953年春、地方から早稲田大学へやってきた穴虫昭は、友人や先輩、そして女性との交流を経て、いつしか、たくましく成長していく―。文学も政治も激動していた時代の早稲田を舞台に、ユーモアとペーソスに充ちた筆致で文学青年の魂の遍歴を描く、著者初の長篇小説。
著者等紹介
川崎彰彦[カワサキアキヒコ]
1933年、群馬県生まれ。作家。58年、早稲田大学第一文学部露文科卒。65年、「まるい世界」で第三回新日本文学賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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