出版社内容情報
学校教育を含む広義の「生涯教育」とは区別される学校外教育としての「社会教育」。それは狭い縦割り行政の管轄とは関係なく、健康・福祉・少年司法・労働など多様な分野で実現されるべきもの。社会問題克服力、民主的社会創造力を培う社会教育の意義を考える。
内容説明
学校の外側にある現実社会の中で、人々が共に学びあい、諸課題を克服する力を共に生み出し、生きやすい社会を共に創造していく、そのための「教育」の重要性をもっと考える必要があるのではないか。個人の教養を超え、行政の垣根を越え、国境をも越えた新しい「社会教育」の理念を力強く説く。
目次
第1章 社会教育における社会と教育
第2章 学校、家庭教育と社会教育
第3章 社会教育論の登場と社会教育行政の成立
第4章 社会教育の体制
第5章 生涯教育と学習
補章 多文化社会における社会教育の問題―ドイツの経験から
著者等紹介
大串隆吉[オオグシリュウキチ]
1945年佐賀県生まれ。東京都立大学人文学部、同大学院人文科学研究科修士課程修了、博士課程中退。1973年同人文学部助手。現在、東京都立大学人文学部/首都大学東京都市教養学部教授。日本社会教育学会事務局長、同副会長、『月刊社会教育』編集長、社会教育推進全国協議会委員長などを経験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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