内容説明
地理的に多くの隣国に囲まれたトルコの外交は、常にアクティヴである。
目次
第1部 トルコの大国間外交(戦略的ヘッジングを理解する;トルコ外交における戦略的ヘッジングの史的展開;覇権国米国との関係;覇権挑戦国中国との関係;トルコとロシアの関係)
第2部 トルコ外交と安全保障(導体国家としてのトルコ;絶縁体国家としてのトルコ―ヨーロッパ難民危機以降のEUとの関係;2015年以降に進展するトルコの“安全保障化”)
第3部 エルドアン大統領主導のトルコ外交(カタル重視の外交;新オスマン主義と内政ファースト外交;ロシアのウクライナ侵攻に対するトルコの対応)
著者等紹介
今井宏平[イマイコウヘイ]
独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所研究員、現在はアンカラで海外派遣員として中東工科大学で研究中。1981年長野県生まれ。トルコ中東工科大学国際関係学部(Ph.D.International Relations)。中央大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程(政治学・博士)。専門は、現代トルコ外交・国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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