内容説明
なぜ、秘密合意は成立したのか…なぜ、政策革新は実現したのか…インタビューと資料を駆使し、国際政治経済学の観点から、通商交渉の実態を解明する。
目次
1 分析(視点と分析枠組み;自由貿易レジームと「脱・埋め込み」;アメリカ、日本、韓国の国内制度)
2 事例(国内構造の貿易問題化―日米摩擦(1)(1977~83年)
「数値目標」的VIE、価格VERの導入―日米摩擦(2)(1985~87年)
日米方式の国際的波及―韓米摩擦(1)(1983~87年)
日米合意の修正・安定化―日米摩擦(3)(1989~91年)
摩擦波及の偏差―米韓摩擦(2)(1992~93年)
ガバナンス再編構想の衝突―日米摩擦(4)(1995~97年)
韓国の半導体ガバナンス参加―韓米摩擦(3)(1996~97年))
3 結論(貿易摩擦、その変化、再現?)
著者等紹介
大矢根聡[オオヤネサトシ]
1961年香川県生まれ。1989年神戸大学大学院法学研究科博士課程を単位取得退学。同年、国際大学助手。国際大学講師を経て、1994年金沢大学法学部助教授。博士(政治学)。専攻は国際関係論(国際政治経済学、政策過程論)
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