内容説明
国際刑事法秩序のあるべき姿とは。国際法・国際刑事法の古くて新しい問題を歴史的・理論的に分析。その全体像を明らかにする。
目次
第1章 ニュルンベルク憲章成立前(憲章起草国の国内法状況;国際法の状況)
第2章 「ニュルンベルク原則」の形成(ニュルンベルク憲章の成立過程;ニュルンベルク主要戦犯裁判;後続裁判;東京裁判;「ニュルンベルク原則」と上官命令抗弁の理論)
第3章 ニュルンベルク後(国際立法作業;判例;学説状況)
結章 国際法秩序の構造変化と「ためらい」(「ニュルンベルク原則」と現在;「ニュルンベルク原則」―自動的免責の否定―と国際法秩序;残された問題)
著者等紹介
佐藤宏美[サトウヒロミ]
1992年東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。1994年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。1998年英国ケンブリッジ大学大学院修士課程修了。1999年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得満期退学。1999年防衛大学校国際関係学科助手。2008年法学博士(東京大学)。現在、防衛大学校総合安全保障研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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