内容説明
本書は、基本的には現在の取引会社における「正常な取引観念」というものを前提として、手形・小切手法の解釈を展開することを心掛けた。その結果として、従来の学説や判例が手形・小切手取引の安全という観念から、民法や手形・小切手法の拡張ないし修正適用をはかったり、適用を否定したりする解釈と、かなり異なった解釈論を展開した。
目次
第1編 総説
第2編 手形・小切手総論(手形・小切手の利用者の実質関係;手形・小切手行為)
第3編 約束手形(基本手形の作成;白地手形;振出 ほか)
第4編 為替手形(総説;基本手形の作成;振出 ほか)
第5編 小切手(総説;基本小切手の作成;振出 ほか)