内容説明
本書は、東アジア地域の韓国・中国(大陸)・台湾の行政不服審査制度の基本法について考察し、それらとの比較検討を通じて日本の行政不服審査法の改正の方向性を提示しようとしたものである。
目次
第1編 韓国の行政不服審査法(日本法と韓国法―日本における韓国法研究の一つの意義;行政救済法の前史;行政審判制度の史的概観 ほか)
第2編 台湾及び中国(大陸)の行政不服審査法(台湾の訴願法;中国(大陸)の行政復議条例
中国(大陸)の行政復議法)
第3編 日本と東アジアとの比較―日本の行政不服審査法の改正方向(日本の行政不服審査制度の利点と問題点;日本と韓国・台湾・中国(大陸)との比較)
著者等紹介
尹龍沢[インリュウタク]
博士(法学)。1954年11月岡山市に生まれる。1977年3月創価大学法学部卒業。1979年3月創価大学大学院法学研究科博士前期課程修了。1982年3月創価大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得。現在、創価大学法科大学院教授(法学部教授兼任)、名古屋大学大学院法学研究科非常勤講師(行政法)、長野大学産業社会学部非常勤講師(行政法)、中央大学日本比較法研究所嘱託研究員。専攻は行政法・憲法
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