内容説明
人権保障をめぐる諸問題を多角的に分析する。
目次
第1部 人権論の新たな展望(人権の内発的基盤としての「和」の再構築―ポスト・ネオリベラリズムの人権倫理的基盤づくり;日本における人権と人権保障制度;日本国憲法における「国民の義務」と「住民の義務」)
第2部 日本における人権保障の展望(日本における反差別法の検討;「人権教育のための国連10年」の総括と「人権教育のための世界プログラム」を踏まえた今後の課題;DV法と被害者保護;人権政策立案過程にみる「情報コミュニケーション」の現状と課題―情報公開とパブリック・コメントについて;自治体の人権救済制度)
第3部 世界における人権保障の展望(差別撤廃における国内人権機関の役割;フランス差別禁止政策の新展開―「反差別闘争および平等のための高等機関」を中心に;ネパールにおける人権保障―ネパール国家人権委員会を中心に;欧州連合反差別政策における「差別を撲滅する共同体行動計画」について;国際人権法における障害差別禁止―障害のモデルと合理的配慮)