内容説明
多様な価値が交錯する時代における「善き経営」とは何か。地域や社会によって変遷する経営の在り方を捉えるため、本書では、経営理論に加えて、法整備、社会環境、企業における実践例など多方面からの視座をもつことにより、「善き経営」の姿を明らかにするための考え方を提供する。特にビジネスの現場に立つ実務家を著者に迎え、日本社会の中で株式会社制度がどう機能し、どう善くあるべきかという経営学の本質的な問いかけに対して、理論と実践の両側面から迫る。
目次
１ グッド・ビジネス・イニシアティブ
２ 日本企業の組織と戦略―組織理論の視点
３ ダイバーシティのあり方とその重要性
４ グッドビジネスのためのコーポレート・ガバナンス
５ グッドビジネスとステークホルダー
６ システム論から考える地球環境のサステナビリティ
７ 企業活動とコミュニケーション
８ Ｂｅｔｔｅｒ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎがつなぐ経営と社会―富士ゼロックスの実践
９ 女性の活躍と起業
１０ グッドビジネスに必要なコンプライアンス
１１ 国際法における企業の責任
