感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハンギ
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原著は1981年に出版、翻訳は1989年出版。埋もれているエンゲルスを掘り出すような作業的著作。エンゲルスは「聖家族」、「ドイツイデオロギー」、「共産党宣言」の共同執筆者であるが、専らマルクスの解釈者という立場で扱われていたが、エンゲルス自身にも固有の思想の変遷があるのではないか、という論調で書かれている。エンゲルスを完全に賞賛しているわけではなく、ジャーナリスト的な部分を否定している印象。思想としては歴史的唯物論の他にも自然的弁証法を論じたそうだが、後者の方は成果が薄かったようだ。2012/12/18
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