内容説明
１９４６年、夏、ヒロシマでの駐留をおえて帰ってきたスティーブの兄は、以前とは別人のように無口になり、仕事にもつかずにいつも森のなかをぶらついていた。そんな兄を仲間から侮辱されて、スティーブは兄を戦場での英雄にしたてるうそをついてしまう。うそはうそをよび、どろ沼にはまってしまったスティーブは…。おいつめられ、傷ついたスティーブに兄は、はじめてヒロシマで見たものを語りはじめた。
感想・レビュー
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米国人でも、原爆投下は過ちだったと考える人がいることをしり、複雑な思いを抱いた。 でも、今はじっくりと読むことはできない。許せないという気持ちが強いからだろうか。 それでも、米国に対する怒りの気持ちは多少和らぎこそすれ、なくなることはないだろう。 原爆投下は、米国による、日本に対してのホロコーストである。この事実を、両国にしっかり受け止めてもらわないと困る。元広島市民として、はっきり申し上げたい。2019/07/07
