内容説明
インドの東のはし、アッサム州のカジランガ大湿原―その野生動物保護区で、サイが密猟者たちの手で殺される事件があいついで起こった。保護区のある村の少年３人、ダナイ、ブブル、ジョンティは、いつものようにゾウのマクホニに乗って散歩していたが、サイの死体と、重要な手がかりを発見する。数々の危険のなか、冷静に考える力と、行動する勇気、そして何よりも動物を愛する心を持った少年たちの活躍で、しだいに追いつめられる犯人たち…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん＠絵本童話専門
0
迫力ある挿絵から始まり、おおっと驚く。その驚きそのままに、肉薄したシリアスさで予想外に素晴らしい本だった！サイの密猟者を子どもたちが追い詰めるのだけれども、相手は悪党の大人。子どもならではの奇抜な策とか運の良さはこの本には出てこなくて、本当の命の危険にさらされているような現実味を帯びた緊迫感。こちらも息詰めて没入してしまう。中・高学年2025/03/14
-
- 洋書
- Button Down
