目次
慈悲の芽ばえ
理想へのはばたき
音楽について
文学と哲学について
キリスト教と信仰について
熱い大陸の中で
生命の畏敬
エデンの園の建設
平和への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イプシロン
20
たぶん3回めの読了。本著を手に入れたのは25歳くらいのこと。当時、シュワイツァーのことは辺境医療の先駆者くらいの知識しかなかったが、読んでたいへん感動した記憶が鮮明である。それからというもの、彼以上に尊敬できる人に出会ったことはない。だから私のなかでは「生命の畏敬(Ehrfurcht vor dem Leben)」という語句と概念が忘れられたことはない。ここでその概念を詳らかには語らないが、これ以上に優れた思想を私は知らない。今回の再々読でその確信が一層強まった。宗教、哲学、自然科学、医学、音楽という2024/04/18