目次
第1章 児童精神科診療(子どもを支えるときの基本的なこと;児童思春期の入院治療1 病棟の時間・空間・集団論;児童思春期の入院治療2 子どもが示す態度と治療者の心構え ほか)
第2章 子どもと精神疾患(子どものうつ病と自殺;子どもの拒食症;ADHDの特徴と診断 ほか)
第3章 薬物療法(子どものメンタルヘルスにおける薬物療法;ADHD治療薬の特徴とリスデキサンフェタミン;児童思春期に効果を認めない抗うつ薬たち ほか)
第4章 子どもを巡るさまざまな問題(不登校・ひきこもりと青年期のこころ;児童虐待とメンタルヘルス;児童虐待とトラウマ治療 症例:大庭葉蔵 ほか)
第5章 多職種の連携(心理職と子どもたちとの関わり;多職種連携の必要性と実践;精神保健福祉士と子どもたちとの関わり ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ソーシャ
4
児童精神科医療の第一人者が、児童精神科で行われる診療や各疾患についてわかりやすく解説した一冊。一冊で基本的な知見を押さえられますが、疾患や治療内容については良くも悪くも標準的で実臨床をしている人にとっては物足りないかもしれません。入院治療についてや治療にあたって考えることなど、国府台病院での診療方法が垣間見えるのも面白いですね。あと、著者は古典を読むのが好きだったり精神病理学にもかなり詳しそうですけど、専門外の人向けだからかその側面からの記述をかなり押さえているような気が…2025/03/09
ちー
1
病棟勤務の児童精神科医向け。“子どもの興味あることから話させる”は親からも好感得られそう。各疾患の中でも、睡眠障害の有病率は飛び抜けて高い。うつ病のリスク因子は家族歴とストレス曝露が強い。抑うつ気分より焦燥感やイライラが目立つ。ADHDの前頭前野皮質の厚さは3年遅れ成長。しかし小脳容積は成人になるにつれ定型と差が開く(大人になるほど時間処理が困難?)。小児適応薬剤は6剤のみでそれら疾患も第一選択は心理社会的治療とある。疾患のチョイスに偏りが感じられるが病棟医のためか。また羅生門など日本古典文学が多く引用。2026/05/24
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