出版社内容情報
●近年の医薬品開発に必要な幅広い視野を薬剤学研究者の視点でまとめました●近年の医薬品開発に必要な幅広い視野を薬剤学研究者の視点でまとめました
本書は、2017年12月に開催された日本薬剤学会前臨床開発フォーカスグループおよび経口吸収フォーカスグループ合同合宿討論会における講演内容を中心としてまとめたもので、研究にビジネス要素を加えた議論を行うことが特徴の前臨床開発フォーカスグループと経口吸収におけるサイエンスに強みを持つ経口吸収フォーカスグループの連携によって実現した書籍です。
医薬品開発においては、疾患や生体機能に関する理解のみならず、合成化学や物理化学など広範な学術知識が必要となり、加えて将来予想も含めた世の中のニーズの把握やビジネス感覚も求められています。さらに近年は、再生医療、細胞医薬、遺伝子治療といった従来の医薬品の枠を超えた治療法も実用化され始めており、治療用最先端機器の進化も目覚ましいものがあります。一方、患者にとっての利便性や社会保障費の膨張を考えると、低分子化合物による薬物治療は依然として魅力的と言えます。近年の医薬品開発においては幅広い視野が必要であり、本書はそれを特に薬剤学研究者の視点でまとめた内容になっています。
<第1章>医薬品の開発展望として海外メガファーマの戦略をふまえたうえで日本の企業がとるべき開発戦略について解説。
<第2章>経口製剤に特化して様々な開発ステージにおける開発戦略について解説。
<第3章>経口製剤研究の最前線としてシミュレーション技術を活用した経口吸収予測や製剤設計、さらに難水溶性化合物に対する過飽和技術に関して多くの例示を挙げながら詳細に解説。
<第4章>今後さらなる開発が期待される抗体医薬品や生理活性ペプチドなどに対する非経口製剤の開発戦略について解説。
日本薬剤学会 前臨床開発フォーカスグループ・経口吸収フォーカスグループ[ニホンヤクザイガッカイゼンリンショウカイハツフォーカスグループ ケイヨウキュウシュウフォーカスグループ]
編集
目次
第1章 医薬品の開発展望(海外メガフォーマの開発戦略をふまえた日本企業のあるべき姿について)
第2章 経口製剤の開発戦略(LCMも視野に入れた経口製剤戦略;創薬段階における原薬形態の最適化 ほか)
第3章 経口製剤研究の最前線(PBPKモデル解析の現状と課題、経口吸収シミュレーションの創薬への活用;溶出試験とModeling & Simulationによる経口投与製剤の吸収予測 ほか)
第4章 非経口製剤の開発戦略(中外製薬における抗体医薬品開発と将来展望;ペプチド医薬の経口・経粘膜吸収製剤の実用化に向けた開発戦略 ほか)
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