出版社内容情報
Part2では「発熱」や「めまい」などの初期症状や対策のコツを解説。命に関わる危険なサインの見分け方が身につきます。●医師・薬剤師の会話でわかる!
危ない症候のみかた、聴き方、考え方
患者対応でよく遭遇するさまざまな疑問を、あのDr.林がクリアカットに解説。百戦錬磨の医師・薬剤師ならではの掛け合いを読み進めるうちに、命に関わる危険なサインの見分け方が身につきます。「頭痛」や「腹痛」などを取り上げたPart1に続き、Part2では「発熱」や「めまい」などの初期症状や対策のコツを解説。学会やセミナーで大人気の講師2名から患者対応のエッセンスを学べる貴重な1冊です。
林 寛之[ハヤシ ヒロユキ]
著・文・その他
堀 美智子[ホリ ミチコ]
著・文・その他
内容説明
危ない症候(訴え・症状)をどう見分ける?Ph.堀からの現場目線の質問にDr.林がわかりやすく回答。豊富なイラストで要点を完全マスター!
目次
1章 発熱(ウイルスは住所不定 鼻・喉、咳の3つがそろえば風邪と考えられる;熱以外に鼻の症状が続けば副鼻腔炎、耳の症状が続けば細菌性中耳炎かも ほか)
2章 発疹(血管が腫れるのが蕁麻疹 皮膚を引っ張ったときに白くなる;“かゆくない蕁麻疹”は要注意!赤白赤の3層構造はSJSのサイン ほか)
3章 めまい(気をつけたいのは、立ちくらみか回転性か 高齢者の消化性潰瘍は35%が痛みなし;回転性めまいには末梢性と中枢性がある 運動失調、躯幹失調、神経所見は中枢性 ほか)
4章 浮腫、虫刺され、動物咬傷(浮腫の原因はさまざま 必ず聞きたい質問は「いつから?」;深部静脈血栓症(DVT)の可能性を見逃すな!高リスクの患者を処方薬でチェック ほか)
5章 その他(目が赤くて頭痛があれば緑内障の可能性も OTCの目薬を売って済ませてはいけない;鼻血が出たら軟らかい部分を15分圧迫 叩く・詰めるは間違い! ほか)
著者等紹介
林寛之[ハヤシヒロユキ]
1986年自治医科大学卒業。1991年よりカナダ・トロント総合病院救急部にて臨床研修、1993年から福井県にてへき地医療に携わる。1997年から福井県立病院救命救急センター勤務、現在は福井大学医学部附属病院総合診療部教授で救急総合診療に当たっている
堀美智子[ホリミチコ]
医薬情報研究所/株式会社エス・アイ・シー取締役、医薬情報部門責任者。一般社団法人日本薬業研修センター医薬研究所所長。1976年名城大学薬学部卒・同薬学専攻科修了。同大薬学部医薬情報室、帝京大学薬学部医薬情報室勤務を経て、1998年に医薬情報研究所/株式会社エス・アイ・シー設立に参加。1998~2002年日本薬剤師会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。