出版社内容情報
薬剤師に必要な基本的臨床医学知識を解説するとともに、さらなる知識の習得を進めていくヒントも記載しています。●できる薬剤師は知っている 医師との共通言語
●基本的臨床医学知識を習得することで医師との会話が飛躍的にアップ!
従来,薬剤師は薬物療法について医師とは異なる立場で共有しており、また近年では感染症やがんの領域に代表されるように薬剤師の専門性が高まりつつあります。
しかしながら、薬剤師がその専門知識を十分に活かして医師とディスカッションするためには、医師との共通言語となる基本的な臨床医学知識が必要になります。この基本的な臨床医学知識の土台の上にさまざまな専門知識がなければ,せっかくの薬剤師特有の知識も十分に医師に伝わずとても残念な結果になってしまう可能性があります。
本書では、薬剤師に必要な基本的臨床医学知識を解説するとともに、十分な教育環境の整っていない医療機関でもどのようにすればさらなる知識の習得を進めていけるかといったヒントも記載しています。
大八木 秀和[オオヤギ ヒデカズ]
監修
杉田 直哉[スギタ ナオヤ]
編集
山田 雅也[ヤマダ マサヤ]
編集
内容説明
もっと病態を深く理解して薬物治療に参加するには?薬剤師の専門知識を医師にもっとうまく伝えるには?すべての薬剤師に役立つ医学知識を「理論的」に解説!暗記を減らしてスッキリと頭に入ります。
目次
プロローグ できる薬剤師になる12のヒント
序章 基本の“キ”バイタルサイン
第1章 医師と話すための病態生理のキホン(循環器科 循環器のしくみを理解する―大動脈弁狭窄症の病態から;消化器科 腹腔内のしくみを理解する―胆嚢炎の病態から;呼吸器科 呼吸器のしくみを理解する―COPDを合併した肺炎の病態から;内分泌内科 内分泌のしくみを理解する―甲状腺機能亢進症の病態から;膠原病科 膠原病を理解する―不明熱の病態から ほか)
第2章 専門医が教える知っておきたい疾患と治療のキホン(心房細動 心房細動―心電図の見かたとくすりの使い方;動脈管開存症 動脈管開存症―NSAIDs投与で知っておくべき解剖生理;胃がん 胃がん―胃の手術法と胃切除後障害へのくすりの使い方;直腸がん 直腸がん―消化管手術とストーマ(人工肛門)合併症へのくすりの使い方
肝臓がん 肝臓がん―肝臓の基本的知識と治療法 ほか)