内容説明
米国精神医学会による最新の診断基準「DSM‐5」に則った内容に大幅アップデート。薬物療法のみならず、広がりつつある心理社会的治療についても詳細に解説。専門家による「エキスパート・コンセンサス」も掲載。診断に役立つ「子どものADHD臨床面接フォーム」の内容を全面改訂し、さらに充実。患者や家族などがやさしく理解できる「心理教育用パンフレット」5種類も収載。
目次
第1章 ADHDとはどのような疾患か(ADHD概念の形成史について;子どもの発達とADHD;ADHDの疾病構造;ADHDの脳科学的理解)
第2章 ADHDの診断・評価(ADHDの診断・評価法;ADHDの評価に用いる各種評価尺度;医学的・心理学的検査;ADHDの早期発見;鑑別診断;依存症;注目すべき要因)
第3章 ADHDの治療・支援(薬物療法;心理社会的治療)
第4章 子どものADHDの中長期経過および成人期のADHD(ADHDの中長期経過;成人期のADHD)
資料(診断・評価編;治療・支援編)
著者等紹介
齊藤万比古[サイトウカズヒコ]
母子愛育会愛育研究所児童福祉・精神保健研究部/愛育相談所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつお
9
ADHDと向き合うための手引き。 本書を通じて、ADHDの診断・治療の最新知見を深く理解することができた。ADHDは単なる「注意力の問題」ではなく、個々の特性が複雑に絡み合う神経発達症であり、薬物療法と環境調整、心理的アプローチを組み合わせることが不可欠だと感じた。特に、成人ADHDの課題として「時間管理」や「対人関係の調整」が大きなハードルとなる点は、自身の生活にも応用できる示唆に富んでいる。本書を参考に、ADHDの特性を理解しながら、適切な対応策を取り入れていきたい。2025/02/23
happy55703
0
専門書。斜め読みして、気になるところ(子どもの発達とADHD)だけじっくり読んだ。2020/12/31
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- 和書
- 警察政策 9