出版社内容情報
改正介護保険法が2005年7月に成立し,新たな介護保険制度が2006年4月に再スタートを切る。本書は,初めて大規模な制度改正を行なった介護保険制度が今後どのようになるのか,変わったところ,変わらないところのポイントを,40のQ&Aでわかりやすく解説した。具体例も想定して,実際の事例に即したイメージができるように工夫したほか,図表も多用して理解しやすいように編集した。 ケアマネジャー(介護支援専門員)をはじめ,介護サービスに関わるすべての職種,サービス提供を行なう事業者・施設,さらに介護保険に関心のある人を対象に,これからの方向性を見失うことなく,新たな介護保険制度の根幹が理解できる書となっている。
内容説明
本書では、制度改正のテクニカルな側面よりも、新しく導入された仕組みや、従来から変更されたルールの制度趣旨や導入の背景・経緯について、Q&Aと具体的な事例を用いながら解説。
目次
序章 介護保険制度改正のポイント―3つの理念と5つの柱
第1章 「地域」が主役の新しいサービス―新たなサービス体系の確立
第2章 介護保険も予防の時代へ―予防重視型システムへの転換
第3章 施設サービスの負担が変わる―施設給付の見直し
第4章 QOLのためのQOS(quality of service)―サービスの質の向上
第5章 制度運営の修正―負担のあり方と制度運営の見直し
付録
著者等紹介
阿部崇[アベタカシ]
ニッセイ基礎研究所社会研究部門副主任研究員。早稲田大学商学部卒。東京海上火災保険、日本医師会介護保険課を経て、2003年より現職。主な研究領域は、介護保険制度、高齢者医療、権利擁護(成年後見)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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