出版社内容情報
MADRSを用いた重症度評価は、欧米諸国では広く行われていますが、わが国では最近になってようやく日本語版の評価者間信頼性を確立した段階です。本書は、MADRSを用いたうつ病の重症度評価をわが国でも誰もが簡単に理解して使用できるよう、MADRSが開発された背景や評価尺度の概要をまとめています。また、代表的なうつ病評価尺度や自己記入式問診表についても簡単に紹介していますので、臨床研究や抗うつ薬に関する臨床試験などを計画される先生方が、臨床評価において他のうつ病評価尺度と比較してMADRSを使用することの的確性について検討できるような内容となっています。