出版社内容情報
国民の5人に1人が睡眠の問題を抱える現代、睡眠時無呼吸症候群など、自己の生命に関するだけでなく、交通事故の原因になるなど、睡眠は大きな社会問題を抱えています。こうした問題に対応するため、日本学術会議では、国民に役立つ学問のひとつとして、新たに「睡眠学」をとり上げました。睡眠を解明し、社会問題を解決するためには、生理学的基礎研究から呼吸器学、環境衛生学、社会学など、さまざまな視点からの研究が不可欠である。本書では、はじめて各専門領域の第一線研究者のこれまでの成果をまとめ、わかりやすく解説しました。精神医学の専門家はもとより、睡眠を科学的に理解しようとする医療関係者、医学生、産業労働関係者、関心の高い一般の方など、多くの読者の方に読んでいただきたい書です。
内容説明
「睡眠時無呼吸症候群」など社会問題化している睡眠のテーマを、第一線の研究者が領域を越えて執筆。
目次
第1章 睡眠学創設の必要性(睡眠学とは何か)
第2章 睡眠科学研究の現状と課題(睡眠の発現に関する研究;睡眠の調節に関する研究 ほか)
第3章 睡眠医歯薬学研究の現状と課題(睡眠時無呼吸症候群;精神疾患、神経疾患に伴う睡眠障害 ほか)
第4章 睡眠社会学研究の現状と課題(交通事故と睡眠障害;航空機事故と睡眠不足の関係性 ほか)
第5章 睡眠学研究プロジェクトの波及効果(睡眠学研究の期待される効果;睡眠に関する課題克服のためのあるべき対策)
著者等紹介
高橋清久[タカハシキヨヒサ]
国立精神・神経センター
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