出版社内容情報
本書は，長年にわたり国立病院等の医療訴訟の場に立ち会ってきた訴訟専門官の経験に基づく著書である。医療訴訟となる事例の一部には，患者がもつ医療に対する不満や被害者意識により，紛争化する場合もあるという。 医療者側には気づかない患者のこころや患者家族の心理を理解すること，医療者側にその状況を受け入れる姿勢が保たれていると，訴訟提起や紛争の泥沼化は妨げるものである。本書は，患者とその家族と医療人の友好な関係を築くための指標となる書籍である。
【編集担当者コメント】
医療事故や医療紛争は，患者にとっても医療者側にとっても不幸なことです。患者と医療者が理解し合うこと，情報をやり取りすることで，より良い医療が行われるよう，期待を込めて本書を編集しました。（秋山）
