出版社内容情報
《内容》 「ブラックボックス」―アルコールや薬物の依存症に関する発症や病態のメカニズムはいまだにこのように表現されることが多い。近年増加の一途をたどっている薬物摂取による健康被害や重大なアルコール依存症は,社会現象としてセンセーショナルに取り上げられ注目を浴びているにもかかわらず,効果的な治療手段や画期的な治療方法が十分に確立されていないのが現状である。本ガイドラインでは,実際の診断や治療に生かされるよう一流の臨床家によって執筆された。心理・社会的サポートも含めた治療法などこれまでに得られたアルコール・薬物関連障害の知見がまとめられている。まさに,アルコール・薬物関連障害治療の英知の結集である。
目次
総論(診断総論;治療総論;薬物療法総論;心理社会的治療 ほか)
各論(アルコール;覚せい剤;有機溶剤;ベンゾジアゼピン)
著者等紹介
白倉克之[シラクラカツユキ]
国立療養所久里浜病院
樋口進[ヒグチススム]
国立療養所久里浜病院
和田清[ワダキヨシ]
国立精神・神経センター精神保健研究所
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