出版社内容情報
本書は新しいタイプの"薬学史"書。本書は月刊誌Pharm Tech Japanでの11回にわたる連載に訂正加筆したもので、1900年代初期から2000年の現在までのこれらの製剤技術の発展経緯を総括している。【編集担当者コメント】製剤技術についてのみならず、その時代背景も織り交ぜられています。21世紀を担う製剤研究者・技術者、学生、医薬品関連業界関係者に製剤技術に関する温故知新の書といえるのではないでしょうか。
内容説明
20世紀を終え、21世紀を迎える時期にあたり、1900年代初期から2000年の現在までの製剤技術の発展経緯を総括。対象は、もちろんわが国における20世紀の製剤技術の進歩であるが、主たる内容は第2次世界大戦後の製剤技術の歴史である。またわが国の製剤技術が、経済発展、国民総医療費の増加、医薬品生産金額の推移、さらに医薬品をめぐる様々な出来事など外的要因から大きな影響を受けたとの観点から、これらの変化をも概説した。
目次
第1章 戦後1940年代(昭和20年から昭和24年頃)
第2章 1950年代(昭和25年から昭和34年頃)
第3章 1960年代(昭和35年から昭和44年頃)
第4章 1970年代(昭和45年から昭和54年頃)
第5章 1980年代(昭和55年から平成元年頃)
第6章 1990年代(平成2年から平成12年頃まで)
著者等紹介
三宅康夫[ミヤケヤスオ]
1960年富山大学薬学部卒業。同年エーザイ(株)に入社、製剤研究に従事。1989年同社理事、美里工場工場長。1993年同、生産技術研究所所長。1997年同社を定年退職。1998年内藤記念くすり博物館館長
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